院長コラムCOLUMN
レントゲン撮影、フィルムの現像?
僕がこの世界に入った頃は、レントゲンの撮影というと撮影したフィルムを手技か自動で現像して、シャーカステンという、あの明るい壁掛けにフィルムを吊るして観察したものでした。
現像はとにかく色々大変で(現像にかかる長い手間と時間、現像液の臭いと劣化、フィルムの保管場所などなど)せっかく撮影しても、長時間待って出来上がったフィルムの出来が悪いとまた撮りなおし、、患ペットにも負担がかかるし、、。
現像の煩わしさを軽減するために、CRという、フィルムそのものが機械になったものが開発されて、大幅に無駄な時間と労力が減りましたが、現像にはまたその機械を現像用の機械に差し込むなど、手間と時間の問題は解決されていませんでした。
が、現在ではDRという、CRの画質を大幅に上回る、その上レントゲン照射一発でほぼ瞬時にモニターに映像が映し出されるという、すばらしい、夢のような撮影手段が主流になってきました。
当院でもついに、念願の最新式のDRを導入しましたので、骨や関節、内臓に至るまで非常に綺麗な画像での撮影が可能です。
連続での撮影も可能なので、検査の際ペットたちにかかるストレスを最小限にでき、さらに今まで以上の画質で診断ができるため、診断の精度がかなり向上します。